特注柄の掘り込みパターンvol.1
特注柄の掘り込みパターンについて今回を含め全4週にわたりお届けする予定です。
1週目 ①特注の掘り込みパターン(今回)
2週目 ②A:柄を掘り下げる掘り込み 詳細・コスト
3週目 ③B:柄を浮き立たせる浮き彫り 詳細・コスト
4週目 ④C:特殊な彫り込みの3D彫刻 詳細・コスト
複数回になりますがどうぞお付き合いください。
それでは第1回目、スタートです!
特注をご検討される方で下記の様なご相談をいただくことがあります。
・柄のみ決まっており掘り方をまだ決定されていない方
・そもそもどのような掘り方ができるのか分からない方
そこで今回は柄の掘り込み方(加工の方法)のパターンをご紹介いたします。特注の加工方法として大まかに分類するとA〜Cの3パターンに分けることができます。

【A:柄を掘り下げる掘り込み】
柄を単純に掘り込みます。3パターンある中では一番わかりやすい掘り込み方法です。
柄内部に陰影が落ち、凸凹の表情を出しつつシンプルかつスタイリッシュな仕上がりが可能です。
影の落ち方がBCのパターンよりも柔らかいので、優しい印象を持たせてい時に向いております。


【B:柄を浮き立たせる浮き彫り】
柄周りのいらない箇所を切削し、柄を浮き彫りの状態にします。
こちらの掘り方は『A:柄の掘り込み』に比べ陰影がしっかりと出てきます。
そのためより立体感を感じ、目に飛び込んでくる迫力感があります。
柄にもよりますが、浮き彫りにすることで上品かつ華やかな仕上がりになります。また高級感を出したい時などにも向いております。
レリーフやロゴマークで印象付けたいときなどにおすすめです。


【C:特殊な掘り込みの3D彫刻】
こちらの掘り込みは『A:柄を掘り下げる』と似ておりますが、加工方法が異なるため見え方もかなり異なります。
柄により加工の幅や深さを調整することで元の柄を崩すことなく加工することが実現可能となっております。
陰影の出方も様々でメリハリのある仕上がりとなります。3パターン比較図や写真を比較していただけるとわかりやすいです。
過去事例では、花柄や絵画柄を掘り込みたい場合に使用することが多いです。



さっくりとですが違いをお分かりいただけたでしょうか?
形状によって適した掘り方などございますので、ご相談いただければご提案可能ですのでどうぞお気軽にお問い合わせくださいね!
それでは次回2回目はA:柄を掘り下げる彫り込みの詳細、コストについてお伝えいたします。
乞うご期待ください。
森永 姈華